MacOS Mojave(10.14)のWeb共有を復活させる方法
ApacheそのものはMojaveでも標準でインストールされてるので
/private/etc/apache2/ 以下のファイルを操作することで割と簡単にWeb共有を復活させることができます。
はじめに
存在しなければUserホームディレクトリ直下に「Sites」ディレクトリを作成。
当該フォルダにはFnderのメニュー「移動→フォルダに移動…」で移動。
テキストエディタでファイル操作の度に管理パスワード入力が必要。
書き換えるファイルの情報を見て
everyoneのアクセス権を読み/書きに変更。
変更が済んだらアクセス権を「読み出しのみ」に戻しておく。
httpd.confの設定
/private/etc/apache2/httpd.conf
170〜180行あたり
#LoadModule userdir_module libexec/apache2/mod_userdir.so #LoadModule php7_module libexec/apache2/libphp7.so #LoadModule perl_module libexec/apache2/mod_perl.so
510行あたり
#Include /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf
のコメントを全て解除
230行あたり
<Directory /> AllowOverride none Require all denied </Directory>
↓
<Directory /> Require all granted </Directory>
に変更
httpd-userdir.confの設定
/private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf
#Include /private/etc/apache2/users/*.conf
のコメントを解除
UserName.confの作成
/private/etc/apache2/users/
のディレクトリに
<UserName>.conf
を下記の内容で作成
<Directory "/Users/<UserName>/Sites/"> AddType text/html .shtml .html AddHandler server-parsed .shtml .html Options Indexes MultiViews FollowSymlinks Includes AllowOverride all Require all granted </Directory>
Apacheの再起動
全て済んだらターミナルでApacheの再起動(要管理者パスワード)
sudo apachectl restart
ローカルサーバのIPを固定にするのは、ルータ側の設定。
MACアドレスは「システム環境設定→ネットワーク→Ethernet」のところで「詳細…」ボタンを押し、「ハードウェア」のタブで調べられる。
固定化の方法はルータによって違うので説明割愛。
Atermなら「詳細設定→DHCP固定割当設定」のところから。
まとめ
Mojaveでも眠っているApacheのWeb共有はちょっとした手順で叩き起こせます。
面倒ならMANPを落としてインストールするのも良しです。それはそれで設定や手順が面倒ですけども。