Premiereのレンダリング結果でモザイクのような画像乱れ
iPhoneで撮影した動画ソースをAdobe Premiereで編集していた際、編集時にも時々モザイクのような画像乱れが入ることがあったけど「レンダリングすれば消えるだろ」くらいの気持ちで作業。
が、レンダリング結果はところどころにモザイクのような画像乱れがふわっと乗ってしまいました。
対処方法を検索した結果
- キャッシュファイルを削除する
- 他アプリを全て終了してメモリを確保する
- エンコード設定をハードウェア→ソフトウェアに変更する
- 書き出しの際、ビットレート設定のビットレートエンコーディングを「VBR、1パス」→「VBR、2パス」に変更する
などあり、全て試しましたが改善されず。
検索中に「素材がHEVCの場合、問題が発生することがある」というような記述を見つけたので、ならば素材をH.264に変換することに。
HEVCとは?
HEVCとは「High Efficiency Video Codec」の略。高画質でありながらH.264形式よりファイルサイズを小さくできるのが特徴です。
現在、iPhoneのカメラではデフォルトで「高効率(HEVC)」で撮影される設定になっていて、iPhoneの容量節約に一役買っています。
Premiereで編集する前提で撮影する際は、ここを「互換性優先」にしておくのも良いです。
QuickTime Player で HEVCからH.264に変換
HEVCで撮影されている動画素材をH.264に変換するには、MacにプリインストールされているQuickTime Playerを使います。
QuickTime Playerで素材動画を開いて
ファイル→書き出す→1080p...
を選択。
保存ダイアログで「互換性重視(H.264)」を選択して保存。
少し待ったら変換結果が保存完了となります。
30分の動画素材なら5分以上かかります。
Premiereの動画素材を置き換え
Premiereで編集が済んでいるのにブロックノイズが発生することに気が付く場合がほとんどだと思います。
編集結果はそのまま、動画素材だけ入れ替えます。
HEVCもH.264も拡張子は「.mov」なので、Premiereを終了した状態でもとのHEVC素材を別フォルダに待避させて、変換済みのH.264ファイルをもとファイル同名にしてもとあったフォルダに配置します。
これでPremiereを起動してレンダリングし直せば、ブロックノイズの発生は抑制されます。
アイキャッチイラスト
塗りはClipStudioの半自動彩色に手を入れてます。
自動彩色が入ったころは「スゲー」ってなってましたけど、いまやAIがイラスト全部描いてくれる時代。
AI絵はまだ服や手が下手ですが、すぐに学習することでしょう。AIだけに。
このイラストは「あかね囃」見ながら描きました。キャラの表情が好きなマンガです。
まとめ
Adobe Premiereのレンダリング結果でモザイクのようなブロックノイズが入る際は、映像ソースをQuickTime PlayerでHEVCからH.264に変換し、ファイルを置き換えることで改善されます。
楽しい編集ライフを。
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それではまた…さよならいち!・∀・)ノ