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停電対策・備える物と停電時に行うこと

2018年9月4日に台風21号が強風で大きな被害をもたらし、また9月6日には北海道で震度7の地震が発生し、いずれも大規模な停電を引き起こしました。その後も毎年のように停電をもたらす自然災害が発生しています。

東日本大震災の時の計画停電を乗り切った経験を元に、停電対策に備えておく物、停電になりそうな時や停電後に行うことをもう一度調べてみましたのでまとめておきます。

紹介している商品は、購入後のモデルチェンジなどもあり型番や色違いありますが、基本的に自分で使用しているものに限定しています。

停電対策で備えておく物は照明と電池、夏場は熱中症対策、冬場は防寒

照明器具

懐中電灯にもなるランタン

懐中電灯にもなるランタンがあると心強いです。セールの時にでも備えておくと良いです。暗い中でトイレに行ったりするので、最低でも二人で一個ずつくらいは持っておきたいところです。個人的には充電式のものより、長期間の停電時でも電源の購入ができる単三電池式のものがオススメです。

引っ掛けシーリングを電源プラグに変換するアダプタと長めの延長コード

普段照明に使っているペンダントライトなどの器具を、後述するUPS(無停電電源装置)と併用するとそのまま数時間使用できます。

バッテリーと電池

UPS(無停電電源装置)

主にPC用ですが、PS4はHDD内蔵だし最近はTVにHDDを繋いで録画する機器が多いので、ブレーカー落ちた時や停電時にHDDがクラッシュしてゲームのセーブデータや録画が全部消えないように、TV回りに一台設置しておくのがオススメです。

TVはリビングに設置されていることが多く、停電時は家族が集まる場所になります。

UPSから延長コードで普段づかいの蛍光ランプのペンダントライトに繋ぎかえ、数時間の照明を得られました(蛍光ランプに対応していないUPSもあります)。

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普段の照明が点灯しているだけで停電時もかなり安心できます。

※本来、UPSは長時間のバッテリー稼動や充電を繰り返す用途として作られていません。 このような用途への使用は推奨されていないことが多いのであらかじめご注意ください。

モバイルバッテリー

スマホの台数分用意しておくと良いです。

モバイルバッテリーは容量と重量がトレードオフ。普段使いを考えると容量の違うものを数個用意しておいて、外出する時間に応じて使い分けると良いです。

スマホの充電に使ったら、その日のうちにすぐ充電を補充しておきます。

ジャンプスターター

普段から車載しておきましょう。

熱中症対策や防寒のために車のエアコンを多用する場合、バッテリー上がりでエンジンがかからなくなる恐れがあります。ジャンプスターターがあれば安心です。

LEDランプ付きのものにしておけば懐中電灯の代わりになるし、大容量モバイルバッテリーとして使えばスマホの充電も何度もできて心強いです。夜間の救助要請時にSOSのモールス信号を点灯する機能が付いているものもあります。

USBカーチャージャー

停電が長引いたときは車のエンジンをかけてスマホの充電を行うことになります。100円均一でも売られてますが、iPadの充電には対応していない製品もありましたのでご注意を。

BluetoothのFMトランスミッタには大抵充電用のUSBポートが付いてるので、それを利用するのも良いですね。

 単三電池と単四電池とアダプタ

電池は普段から在庫を切らさないようにしておきます。 

緊急時は単一電池から先に売り切れます。単一電池と単二電池が突然必要になってもアダプタがあればなんとかなります。

単3形→単2形 のものと単3形→単1形 のものをそれぞれ備えておきましょう。

夏場の熱中症対策

卓上扇風機

東日本大震災の時は肌寒い時期だったので熱中症対策は実践したことはありませんが、個人的には充電式の携帯扇風機が効果高そうだなと思っています。

こちらを一台買って備えておきました。

www.secret-base.org

モバイルバッテリーとしても使える優れもの。携帯性に優れているので夏場は普段使いできます。

 冬場の防寒

カセットコンロストーブ

ファンヒーターは電源が無いと使えません。電源無しで暖を取れる器具を持っておくと良いでしょう。

普段はエアコンが効くまでのブースト等に使います。

www.secret-base.org

停電で給水ポンプが停止すると断水します。水ペットボトルは普段から半ダース〜1ダース程度の在庫を切らさないようにしましょう。

水ペットボトルは重いので、生協お届けや通販を利用しています。

手回しラジオ

今どきだと中学の技術の授業で作ったりしますね。

停電になりそうな時は

「停電になりそう!」という予兆があったら備えておく行動です。

水とお湯の確保

水をバケツに溜めておく

マンションや地域によってはポンプで給水している場合があり、停電で水が出なくなることがあります。飲用やトイレ用にバケツに水を溜めておくと良いです。

 

お風呂を沸かしておく

給湯器も電源が無いと点火しないので、停電時はお湯が出なくなります。湯船にお湯を張っておけば、多少冷めても夏場なら汗を流すことくらいできますね。夏でも冷水風呂はキツいです。

豪雨の場合は下水逆流防止の水嚢に使うために45Lのポリ袋にも水を溜めておきます。下水から空気が押し出されてボコボコ言い始めたら水嚢で塞ぎます。

電源関連の確保

照明器具への配線

停電しそうな時はPCの作業は控えるべきですが、そうも言ってられないことが多いです。

停電でUPS電源でPCをシャットダウンまでしたあと、すぐに照明器具に付け替えられるように延長コード等を配線しておきます。

ジャンプスターターやモバイルバッテリーの充電

スマホだけでなく、ジャンプスターターやモバイルバッテリーもフル充電してあるかどうか確認しておきます。

車に乗る用事が無ければジャンプスターターを車から室内に持って来ておくのも良いでしょう。

懐中電灯やランタンの場所と電池を確認

すぐに使えるよう、場所と電池の残量を確認しておきます。

冷凍庫を満タンにして保冷剤を冷蔵室の最上部にセット

冷凍庫には冷凍食品の周りに保冷剤などを入れて、できるだけ満杯に近い状態にしておきます。冷凍庫は隙間が無い方が電源が切れた際の保冷効果が高いです。

凍った保冷剤を数個、冷蔵室内の一番上の棚に置くことで、冷気の自然対流を利用して若干の冷えを保つことができます。

冷水の確保

停電になったら冷蔵庫を開閉したくないので、氷だけ保冷容器などに移したり、保冷水筒に氷水を入れておくと色々使えます。

停電になった時は

ついに停電になった時の行動をまとめます。

まずはPCのシャットダウン

UPSのバッテリーは大事。停電になったらソッコーで作業中の原稿を保存してPCをシャットダウンします。

家族が一箇所に集まる

電源の節約のため、各自暇つぶしのアイテムを持ってリビングに集合すると良いです。

冷蔵庫を封印する

停電中は徐々に冷蔵庫内の温度が上昇していきますが、ドア開閉がまったくない状態であれば、2~3時間程度は冷気を保てます。

夏場だと冷蔵庫のドアを10秒開けるだけで1度上がると言われています。

冷蔵庫本体が保冷ボックス構造になっています。慌てて保冷ボックスに食材を移動することは避けましょう。食材の温度がガンガン上がってしまいますので。

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停電時にうっかり冷蔵庫を開閉すると庫内の温度が上昇して下がらなくなるので、クセで開けないようにタオルなどで冷蔵庫のドアノブを縛って視覚にうったえておくのがオススメです。

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ドアノブがない冷蔵庫の場合は養生テープでバッテンしておくと良いでしょう。養生テープは風の強い台風が近づくと窓割れ対策に窓に貼る方が増え、入手しにくくなったこともあります。普段から多めに備えておくと良いです。

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ホント、うっかり「飲み物〜」とか開けちゃうんですよ…。

停電が3時間以上長引けば保冷効果も消えてきますので、ある程度で諦めて食材をものすごい勢いで消費するか、停電していない身内のところにクーラーボックスで運ぶしかないですね…。

停電中でもほとんどのガス調理器は使えますが、換気扇が回らないので室内の換気に十分注意してガス器具を使いましょう。

冷凍庫内の温度が上がるとそこから水分が出て、床に水漏れすることがあります。停電が長引いたら、タオルや雑巾を床に敷いておくなどの対策をしておくと良いです。

照明の確保

UPSからペンダントライトに電源を繋いでおきます。

ランタンしか無い場合は、できるだけ上の方から吊すようにします。ライティングレールがあれば専用フックを用意しておきます。

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同じ光量でも光源が上方にあるだけで断然行動しやすくなります。

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電源復旧時の準備

電気ストーブなどの暖房器具は電源復旧時にすぐ発熱すると危険なので、コンセントを抜いておくことをオススメします。

部屋が少し暗かったり、暑かったり寒かったりしますが、ここまでの対策でずいぶん穏やかに過ごせると思います。暗い室内を動き回らず、落ち着いて復旧を待ちます。

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停電時は信号も消えるので交通が危ういです。避難以外での外出は控えましょう。

避難の際は

いよいよ避難が必要になったら、通電火災防止のためにブレーカーを切ってから家をでましょう。

通電火災とは

東日本大震災の本震による火災で、原因が特定されたもの 108 件のうち 58 件が電気関係の出火でした。
(2011 年東日本大震災火災調査報告書より)

不在中に停電から復旧したとき、電気ストーブやヒーターなどの上に落下した布などから出火することがあります。また、思わぬところからの水漏れによる漏電火災の可能性もあります。

停電が復旧したら

家の中を点検

家の中を点検して回って通電火災が発生してないか確認します。

再停電の準備

一度復旧してもまたすぐ停電になる可能性もあるので、スマホやモバイルバッテリーの充電などを存分に行っておくと良いでしょう。

引き続き冷蔵庫のドア開閉は控える

冷蔵庫の自動製氷機能も庫内が十分に冷えてから開始されるので、ドアの開閉を極力控えて庫内の温度が下がるまで待ちます。

家電の設定をチェック

長時間の停電になると、家電に設定されていた機能やタイマー、学習の大半がリセットされるので、再度設定が必要です。

まとめ

強風や地震や落雷…自然災害で、あっさり大規模停電は発生します。

電気は思った以上に重要なライフライン。普段から停電対策の備えを怠らず、停電になりそうな時はそれとなく準備、停電になったら慌てずに対処しましょう。

参考にしたサイト

家庭における地震時等の停電対策について : 防災情報のページ - 内閣府

APCジャパン,ちょっと待って!停電でUPSを使う前に

もし停電したら冷蔵庫の中身はどれくらいもつの?冷蔵庫の停電対策を知ろう | 東京ガス ウチコト

(災害・停電)停電中に注意することはありますか? - 冷蔵庫/ワインセラー

(災害・停電)停電から復帰後、注意することはありますか? - 冷蔵庫/ワインセラー

 

それではまた・・・さよならいち!・∀・)ノ