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MacOS 10.14 Mojave で外付けSSDを起動ディスクにしたら起動が遅い時の対処法

先月、CrucialのSSDをiMacの外付け起動ディスクに設定したところ、起動がめちゃくちゃ遅くなってしまいました。解決法を検証しましたので報告します。

結論から言うと起動ディスクのフォーマットはMac OS拡張(HFS+)にしておくと良いです。

www.secret-base.org

SSDの購入ボタンを押しちゃった

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たまたまシリコンパワーの1TBのSSDが14000円切ってたのを見かけたので購入ボタンを押しちゃいました。

SSDの値段は下がる一方…というわけではなく時々高騰したりするので、底値の時に買えると嬉しいです。

HDD・SSDケース

SSDはケースに入れて使うので同時購入。色々試して安定していたTranscend のケースをチョイス。

検証の準備

まずはSSDをケースに入れます。同じケースを買ったので、どれに何のSSDが入っているかわかるようにラベルを貼っておきます。

f:id:AzuLitchi:20190113004303j:plain

Macにつないで、ディスクユーティリティでMac OS拡張(HFS+)にフォーマットしてみました。

f:id:AzuLitchi:20190113004426j:plain

SSDの比較検証

前回購入したのが(クルーシャル)の1TBモデル。

 

速度を計測

ベンチマークソフトをインストールして、速度を比較してみました。

Blackmagic Disk Speed Test

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Crucial SSDの速度計測結果

f:id:AzuLitchi:20181216214628j:plain

WRITE:306.9MB/s

READ:424.3MB/s

シリコンパワー SSDの速度計測結果

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WRITE:306.9MB/s→350.0MB/s

READ:424.3MB/s→418.2MB/s

READは誤差程度遅いのですが、WRITEが43MB/sほどシリコンパワーの方が速いです。

ボリューム容量比較

Crucial SSDのボリューム容量

f:id:AzuLitchi:20190113003820j:plain

999,995,129,856byte

シリコンパワー SSDのボリューム容量

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1,023,865,569,280byte

 

公称は同じ1TBですが、僅かながらシリコンパワーの方が容量が多いです。

SSDから起動できるように準備

MacOS Mojaveを入れただけのHDDからディスクユーティリティで復元してみましたが、ディスクユーティリティではAPFSのHDDから復元をするとHFS+でフォーマットしていても勝手にAPFSに書き換えられます。

f:id:AzuLitchi:20190113004900j:plain

 

一度APFSに書き換わったSSDは「消去」コマンドではHFS+にフォーマットできなくなります。

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これを再度HFS+にフォーマットするには、ボリュームを右クリックして「APFSボリュームを削除…」を行う必要があります。APFSからHFS+への「変換」はできません。

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外付けSSDをHFS+でフォーマットしても、Mojaveをインストールすると勝手にAPFSフォーマットに書き換えられます。

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AppleのAPFS推しはわかりますが、勝手に書き換える仕様にはウンザリしますね…。

ちなみに、USBハブ経由で接続した外付けSSDを起動ディスクに設定しても、内蔵HDDから起動になってしまいました。

Carbon Copy Cloner(CCC )でコピー

ディスクユーティリティのコピーではSSDがどうしてもAPFSになってしまうので、CCCを使ってHFS+のSSDにコピーを取ります。

Mac Backup Software | Carbon Copy Cloner | Bombich Software

 

f:id:AzuLitchi:20190113005547j:plain

ソースとコピー先にボリュームをドラッグアンドドロップして、上記の設定でコピー。

HFS+の外付けSSDから起動した結果

外付けSSDのHFS+フォーマットの起動ディスクから起動したら・・・なんと起動時間58秒!

ついに起動時間は1分を切り、内蔵HDDからの起動より速くなりました!

内蔵HDDとシリコンパワーのSSD(HFS+フォーマット)の比較
Disc Speed Test

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  • WRITE:131.0MB/s → 350.0MB/s
  • READ:145.8MB/s → 418.2MB/s
OSやソフトの起動時間
  • OS:約1分45秒→約58秒
  • Photoshop:約23秒→約6秒

ソフトの起動は約383%高速化、OSの起動時間は約164%高速化しました。

まとめ

MacOS 10.14 Mojave で外付けSSDを起動ディスクにしたい場合は、Mac OS拡張(HFS+)でフォーマットしてCCCでファイルをコピーすべし。

 


 

AppleのAPFS推しがすごいのでOSのアップデートの際にまた強制的にAPFSに書き換わってしまいそうな気がしてなりません・・・。

 

これでCrucialのSSDがMacから外されたわけですが、これはPS4につないで検証しました。爆速化!

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それではまた・・・さよならいち!・∀・)ノ