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【Oculus QUEST】初めてのVRChat

Oculus QUEST 2でVRChatに一ヶ月くらい潜り込んでみた雑感を記します。

「VRChat」とは

ソーシャルVRプラットフォーム・・・いわゆるVR SNSとは、VRゴーグルを装着し、まるですぐそばに人がいるかのようにコミュニケーションを取ったり、一緒に遊んだり、イベントに参加したりできる空間のこと。「VRChat」とは米国企業、VRChat Inc.によって運営されているVR SNS。

vrchat.com

VRChat最初の行き先

VRChatにログインすると、HOMEワールドというプライベートなワールドにスポーンする。

ここにいては他の人に出会えないことはなんとなくわかるので、どこか人と話ができそうなワールドをさがす。

そこで、初めての人はJAPANの文字に釣られてJAPAN shrine(シュライン)を飛び先に選んでしまいがち。

実はここは治安悪めのワールド…海外勢に囲まれて陽気にFワードの悪態をつかれ、セクハラされる。

最初に行くワールドのおすすめは[JP] Tutorial world(「JP」で検索)か・・・


じゃぱん横丁(「yokocho」で検索)など。

このあたりに行って会話してる輪の中に割り込んで
こんにちは、初めてVRChatに入ったのですが、ここは何をするインターネットですか?
などと尋ねると、良いだろう。多分。

三通りのVRChat

VRCの入り方は三通り。それぞれ一長一短。

  1. Oculus単体
  2. PC単体のデスクトップモード
  3. Oculus+PC
Oculus単体

たった¥37,180でお手軽に超ハイスペックな端末を手に入れることができる。

しかし、PC専用のアバターはフォールバック(Fallback)という代替アバターで表示される。
PC専用のワールドには入れない。

PC単体のデスクトップモード

PC専用のアバターも見られるし、ワールドも無制限に入れる。
しかし、コントローラが無いので手振りが使えない。こんにちはやさようならで手も振れない。

Oculus+PC

最強の環境。見えないアバターも無いし行けないワールドもない。手も振れる。
ただし、そこそこハイスペックなゲーミングPCが必要。

快適にVRChatで遊ぶにはCPUはCorei7 、グラボはRTX3060以上が必要と言われている。

Oculus QUEST 2とセットで20万円以上。貴族の遊びに見えるが、既にゲーミングPCを持っている人ならハードルは低い。

VRChatあるある

鼻の隙間

ゴーグルの鼻の隙間は、腕時計やスマホを見たりする大事な隙間。

ツワモノはゴーグルしたままタバコも吸うらしい。
時折煙がゴーグルに入って悶絶している人も…。

慣れてくると手で隙間を塞ぎながら煙を吐くのだそうな。

Oculus 単体では見えないアバター

プレイヤー同士で自作アバターや購入したアバターを褒め合っているが、Oculus QUEST 2単体で入っていると耳からもさもさブラシが生えた白ブリーフの緑のサボテンみたいなパブリックキャラだったりする。

そんな気持ちを歌にしてみた。
「フォールバックは耳ブラシ」

radiotalk.jp

PC用アバターがOculus勢に見えてないことは忘れられがち。

Oculus 単体では入れないワールド

フレンド登録したプレイヤーのワールドには手軽にjoinできるのだが、相手がPC専用ワールドに居るときはアラートが出て入れない。

フレンド達と遊んでいるときに
「じゃ、このワールド行ってみよう!」
とポータルを開いてもらい、入ろうとするとPC専用ワールドだったら素通りしてしまう。


Oculus 単体では見えない動画

ワールドにはYouTube動画が見られる設計になっているところもしばしばある。
が、URLを入力して閲覧するYouTube動画はOculus勢には観られないことがほとんど。

PC勢が動画や音楽について語っているとき、何を観ているかもわからない。
Oculus勢には見えてないことは忘れられがち。

ゲーミングPCの激しいリコメンド

貴族達からゲーミングPCを激しくリコメンドされる。
特にCPUとグラボの推奨が激しい。


背中を押してもらおうと
「このノートなんてどうかな?」

などとうっかり質問すると
「絶対ダメー!」
と返ってくる。
そしてデスクトップPCじゃないとダメな理由を小一時間語られる。

同じグラボの型式でも、ノートPCのものは小型化と排熱の関係上、どうしてもスペックが落ちてしまう。

デスクトップPC一式を部屋に置けるほどの広い環境が必要、やはり貴族の遊びなのかもしれない。

破格のハイスペックOculus QUEST 2

4Kの解像度は3840×2160px。
Oculus QUEST 2の解像度は1832×1920px ×2(両目分)なので4K解像度に近いモニターがゴーグル内に仕込まれています。
さらにトラッキングのための4つのカメラ、ゴーグルやコントローラのそこかしこに埋め込まれたタッチセンサー。
高級スマホ並みの高性能なのに価格は3万円台。

さすがに不当廉売では…?と米国連邦取引委員会が調査を始めたと報じられています。
gigazine.net

有料ブラウザだったNetscape Navigatorに無料配布で覇権争いに乗り込んできたInternet Explorerのように、ADSLモデムを無料で配って覇権争いに乗り込んできたYahoo!Japanのように、Facebookで得た莫大な収益をVR覇権制覇に注ぎ込まれている気がしてなりません。

まとめ

結局、現状のVRChatはゲーミングPCユーザーファーストに作られていて、貴族達の優雅な遊び空間となっています。
このPCユーザーとOculus QUEST 単体勢との違いを楽しむのもまた、VRChatの醍醐味とも言えます。

しかし、この先メタバース空間もVRゴーグル単体で入ることを前提に作られたところが主流になることも大いに予想されます。
今後、各社から高性能なVR・ARゴーグルが発売され、部品が大量生産されることで価格もどんどん適正になっていくことでしょう。

今、Oculus QUEST 2を買ってメタバースの進化を見届けるか、ある程度進化を遂げたところで参入して時代についていくか、VRセットの買い時は貴方次第です。

それではまた…さよならいち・∀・)ノ