Introduction
こんにちは。阿豆らいち(@AzuLitchi)です。
今回は私が初めて買った携帯電話の思い出と実機を紹介します。
とうじょうじんぶつ
阿豆らいち:
今はフリーランスのデザイナー。宝物箱に昔使っていたガジェットが放り込まれいる。
ミンスクさん:
らいちの妻。捨てるのは得意。
初めて買った携帯端末
20世紀の終わり頃、新卒のらいちがついに…
ってこれ、PHSや!
・・・まだ手元に実機が残ってました。
DDIポケット(現Y!mobile)の、三洋電機 PHS電話機 PHS-P101です。黒もあったはずなんですが、何故この色にしたのか…
伸びるアンテナ。イカす。側面にあるのは音量ボタン。
電話帳機能のメモリー件数はたったの10件。
単三電池と比較。結構重たい。側面にあるのは電源ボタン。
バッテリーはニッケル水素電池。
3.6V-600mAh。
Pメール対応なので、半角カナと英数字が20文字まで一回10円で送れます。
だいたいこんな感じで使うことが多かったような…。
箱も残ってました。所さん。
生活防水対応って点だけはiPhone6sを上回る機能。
フタを開ければ即通話。フリップにスイッチが付いてました。
私の記憶では、これが発売された当時はドコモの携帯電話の通話料は6秒/10円でした。3分通話すると300円。新卒の安月給ではとても気軽に使えるものではないと感じてました。
PHS(Personal Handy-phone System)なら1分/10円、3分通話しても30円と、携帯電話の10分の1で済む通話料でした。
携帯電話に比べて通話エリアが狭い、ハンドオーバーが弱いなどのデメリットもありましたが、自宅と職場の電波状況さえ良ければ特に使用に問題ありませんでした。
アステルとドコモもPHSを運営していましたが、結局残ったのはDDI Pocket〜ウィルコムだけでした。
マイクロセルという、最大500m程度しか飛ばない電波で安価な基地局を増やすという構想で設計されたPHSですが特に郊外での基地局設置が少なく「PHSは電波が弱い」という印象になっていきます。
私はその後もPHSを気に入って使い続けました。震災の時は携帯電話回線がパンクしてもPHSだけは通話できたので、今でも親子の連絡用にPHSを維持しています。
そんなPHSですが、ついに今年の3月末でPHS端末への新規受付と機種変更の停止を行うそうです。
“ワイモバイル”で提供中の一部料金プランなどの受付停止について | ワイモバイル(Y!mobile)
停波も近いのでしょうか…。
PHSは国産技術として華々しくデビューし、今では風前の灯火のシステムなのです。
あなたが初めて買った携帯電話は何でしょうか。端末それぞれに思い出が残っていると思います。
捨てろと…
それではまた…さよならいち!・∀・)ノ