ただしこの方法は分解が含まれるので保証が効かなくなる場合があります。
Meta Quest 2 のコントローラーが暴走した
VRChatをプレイしていたら、異常行動が勃発しました。
- 急に他の人に体当たりする
- メニューを開くと勝手にスクロールする
など、ゲームプレイにストレスを感じる行動が発生するようになったのです。
このような症状が出た場合、概ねコントローラーのスティックセンサーに異常を来しています。
Quest 2のコントローラーの場合、分解清掃すればある程度症状が改善されました。
ただし、この方法は保証が効かなくなる可能性が高いので、保証期間内であれば素直に修理依頼出した方が良いです。
左コントローラーの分解
分解前に、必ず電池ボックスから電池を抜きましょう。
コントローラーの分解にはオープニングツールと小さなマイナスドライバーがあると良いです。
オープナーツールが無ければ形状がそっくりな手持ちのピックを使うと良いでしょう。
電池ボックスの蓋を外したところの隙間にピックを挟みこみ、少しずつ隙間を拡げて蓋を貼りつけている接着剤を剥がしていきます。
接着剤の強い箇所は下図の赤丸部分。
特に右上の矢印の箇所が接着剤が強めで剥がれにくいので、この図を参考に位置を把握して、強めに剥がすチカラを加えてやるとよいです。
完全に蓋を外せました。
右コントローラーの分解
左コントローラーと同様です。
まずは電池ボックスを外し、隙間にピックを挟み蓋を外します。
下図の矢印の箇所が接着剤強めなので、位置を把握して丁寧に剥がします。
時々「パキッ」とイヤな音が響きますが、接着剤が剥がれた音なので勇気を持って作業を進めます。
右コントローラーも無事に蓋を外せました。
電子パーツクリーナー vs 接点復活剤
コントローラーの根本にはKUREの電気・電子パーツクリーナー エレクトロニッククリーナーを吹きました。
勢いが良いのでたくさん吹きかけるとコントローラーのそこかしこから液体が漏れてきます。
速乾性なので少し乾かせば大丈夫なのですが、漏れた液体が周囲を汚さないよう、あらかじめペーパータオルなどを敷いて作業した方が良いです。
電子パーツクリーナーを吹いたらスティックをグリグリ回してなじませます。
「Questのコントローラーを治すには接点復活剤で!」という記事も多く、私もフレ様にこちらを勧められたので手持ちもあったので、先に試しました。
が、何度か試しても症状改善はあまり見られず、最終的には電子パーツクリーナーを購入し、一発で症状改善しました。
もしかしたら電子パーツクリーナーを吹いて乾かしたあとに接点復活剤を少し吹いておくと完璧な仕上がりになるのかもしれませんね。
組み付け
電子パーツクリーナーを吹いて乾いたら、蓋を元通りにハメなおします。
蓋は丸くてボタンの穴以外に取っかかりがないので、ボタン位置を丁寧に合わせて少しずつチカラを加えて蓋を戻していきます。
位置がバッチリ合ってそうならグイグイ押し込んで、少し凹んでるメニューボタンやOculus ボタンが適切に押せるところまで蓋をハメこみましょう。
ムリなチカラをかけて蓋をはめるとスティックの端っことか、パーツが割れる原因になりますのでご注意を。
症状改善
組み付け終わったら動作確認です。
VRChatに入ってうろうろしてみたり、メニューを開いたりしても暴走しないことを確認できました。
まとめ
Meta Quest 2のコントローラーが暴走したらオープナーツールでコントローラーの蓋をこじ開け、電子パーツクリーナーをスティックの根本に吹いてやると症状が改善されます。
コントローラーの保証期間が切れたあとに暴走にお悩みの方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
それではまた!さよならいち・∀・)ノ