こんにちは。阿豆らいち(@AzuLitchi)です。
以前、照明関連のコンテンツを作成したときに猛烈に照明の勉強をして実際に自宅リビングに取り入れたので、忘れないうちに一室多灯照明について解説しておきます。
リラックスできるオススメの照明空間【一室多灯 照明】
たまに外泊するとこんなことが気になったりします。
照明の位置がおかしくてテレビ画面が見づらい!ってことありませんか?
「部屋を明るくして観てね」がホントに目に優しいの?
多くの日本の家庭では一室一灯・・・つまり天井の真ん中にシーリングライトやペンダントライトを一つ取り付けて部屋を明るくする手法が採られてきました。
シーリングライト
テレビアニメではポケモンショック以降「テレビから離れて部屋を明るくして観てね」とテロップが表示されるようになりましたが、実際部屋を明るくするためにシーリングライトの光度を上げると、テレビ画面に反射して不快な反射グレアを生じさせることもあります。
グレアとは
グレア(glare)とは、不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のことをいう。
単純に言うと「まぶしい」と感じることをグレアと言います。
テレビ画面に写り込んだ眩しい照明がはたして本当に目に優しいのでしょうか。
画面の中央に照明が写り込んでいる反射グレアの例
部屋を明るくさえすれば快適にテレビを観られるわけではありません。
何故部屋を明るくするの?
照明は明るすぎるとリラックス効果を得られません。少し薄暗いくらいの方が落ち着くことが多いのです。
が、テレビ画面とテレビ裏側の壁とのコントラストが高いと、目が画面の明るさとその後ろの暗い壁の両方に対して調整をくりかえしてしまうので、眼精疲労の原因になってしまうと考えられています。
これはいかにも目に悪そう
部屋を明るくするとテレビ裏の壁も必然的に明るくなるので目が疲れにくくなりそうなものですが、反射グレアはやはり不快です。
部屋を暗くするとリラックスできるけど、明るくしないと目が疲れる、ではどうすれば良いのか…。
テレビの裏側に照明を配置
そこで、シーリングライトを消してテレビ裏の照明を壁に向けて点灯させるのがオススメなのです。 これだけ壁が明るいと部屋が薄暗くても目に優しい感じになります。
こんなのをテレビ裏にビス留めしてあります。
しかしテレビ裏照明だけだとやはり部屋が薄暗いので、光源を増やします。
一室多灯照明とそのメリット
フロアライトを天井に向けて部屋全体を間接照明で照らします。
さらに部屋に薄暗いポイントがあると不安な感じが生まれるので、薄暗いと感じるところに光源を配置します。
これもIKEAで買ったウォールランプ
これで部屋全体がリラックスできる心地良い照明空間になりました。この薄暗さでテレビ画面を観ても、テレビの裏側との明るさの差が少ないので目が疲れにくいです。
このように、一室に複数の照明器具を設置することを一室多灯照明と呼びます。
一日の仕事を済ませて、この空間で洋酒を舐めながらテレビ録画やAmazonプライムビデオを観たりゲームをするのは至福のひとときなのです。照明色は電球色で揃えています。色温度が低い方が落ち着きます。
照明を適切に配置することで大きなリラックス効果を得られます。
食卓の上はレール取り付けてこういうペンダントランプをぶら下げてます。
IKEA製 直接見るとグレア…
間接照明ってオシャレだけど暗くない?
ペンダントライトやシーリングライトはそのまま残しておいて、そっちの照明が良いシーンのときはそれ使えば良いのです。
メインのペンダントランプは有名なルイスポールセン…のジェネリック使ってます。
遊ぶ時、団らんの時、食事の時、読書の時、テレビ視聴の時、それぞれのシーンに応じて点灯する照明を切り替え、心地良い空間で過ごせば良いです。
一室多灯照明だと電気代増えないの?
一室一灯で部屋全体をバーンと明るくするのはかえって無駄なこともあります。
一灯で60〜80Wの照明を使うなら、5〜10WのLED照明を3〜4個点けて、シーンに応じて切り替えると省エネ効果も得られます。
一室多灯照明のデメリットは?
それぞれの照明に対してスイッチを独立させておかないと、シーンに応じて必要な照明を切り替えられません。
部屋の入り口にはシーリングランプのスイッチがあります。いくつかのスイッチは足踏み式などにして部屋の入り口付近に配置してあります。こんな感じの。
が、ウォールランプ(ブラケットライト)で入り口から離れた場所に設置したものはスイッチを点けにいくのが面倒です。
この下にあるスイッチ。
この辺なんとかするにはリモコン式のコンセントを導入するしか無いのでしょうか…
否!スマートコンセントを導入しました!
作業机の手元照明にはBenQさんのデスクトップライトバーを使っています。お値段やや高めですがめちゃくちゃ便利。
参考にした資料
少し古い本ですが、書かれている内容の根本的なところはとても参考になります。
快適&省エネ!多灯分散照明で変わるあかりライフ|あかり未来計画
「適時適照」の多灯分散照明方式 | 始めよう!あかりの省エネ | JLMA 一般社団法人日本照明工業会
お部屋の雰囲気UP 一室多灯照明のススメ [照明・LED] All About
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1004/h0414-2.html
それではまた…さよならいち!・∀・)ノ