ロダンの名作「地獄の門」のブロンズ像。「考える人」は「地獄の門」の一部に使われるための習作であったとも言われています。
上野にある国立西洋美術館の庭園に展示されている「地獄の門」。今回はその裏側に迫ります。
とうじょうじんぶつ
阿豆らいち:
フリーランスのマルチメディアクリエイター。この説明でも「仕事はなんですか?」とよく聞かれる。
ミンスクさん:
らいちの妻。二児の母。
i(アイ):
らいちの娘。j(ジェイ)の姉でありJK。
j(ジェイ):
i(アイ)の弟。中学生は美術館が無料なことが多い。要生徒手帳。
ATA-b(アタビイ):
もはやそこにいるだけのヒミツロボ。一部で大人気。
ロダンの「地獄の門」を裏側から観たら
一家で上野に行きました。
「地獄の門」の裏側には扉が!!
門の裏側に扉があると通り抜けられそうなイメージもしました。
ロダン作「地獄の門」とは
オーギュスト・ロダン作の「地獄の門」はブロンズ像で現在世界に七つあり、そのうちの一つが国立西洋美術館の庭園に展示されています。
高さ5.4m、幅3.9m、重さ7トンの板状の彫刻です。
門の上部中央に、門を見下ろして考え込んでいる人がいます。有名な「考える人」はこの習作だったとも言われています。
この彫刻の門は開く構造にはなっていません。
「地獄の門」を支える免震構造
このまま立っているだけでは震災の際に倒れる恐れがあるので、20世紀の終わり頃に竹中工務店が免震工事を行いました。
彫刻の裏と背面支持躯体を固定し、円弧ローラー支承と粘性体ダンパーで地震の際にも彫刻に地震力を伝えにくくする構造になっています。
国立西洋美術館の「地獄の門」の裏側にある扉は?
地獄の門は上下に分割鋳造されています。その接合にはステンレスボルトが用いられています。
彫刻裏側のメンテナンスには人が入って行う必要がありますが、なにしろ彫刻は7トンのブロンズ、簡単に誰でもボルトを緩められるようではあまりにも危険なので、背面支持躯体のコンクリートにアルミ扉を設置して関係者のみがアクセスできるようになっているようです。
そりゃあ、もしかしたら庭園の掃除道具も入っているかもしれませんが…。
まとめ
国立西洋美術館の庭園までは無料で閲覧できます。上野に行ったら是非、地獄の門を前から後ろから眺めてみてください。ただし免震土台の上には上がらないように。
どんな彫刻でも、違った角度から眺めると新たな発見があるかもしれません。
参考にしたページ
《地獄の門》の裏が熱いぜ! | 静岡県立美術館ブログ ぶらりプロムナ〜ド
「考える人」のfigmaあるんだ…。可動してどうすんだ。
Amazonのサンプル写真3枚目以降で不覚にも笑いました。
このfigmaのサンプル写真もなかなかキてる…!
それではまた…さよならいち!・∀・)ノ