アナログイラストを色合わせしやすくスキャンする方法
カラーチャートに入っているグレースケールを一緒にスキャンしておくと、後でPhotoshopで色温度合わせるのがとても楽になります。
Photoshopで直接スキャナを起動
最近のスキャナなら最新のドライバーをインストールしておけば、Photoshopから直接スキャナを起動できます。
Photoshopで直接スキャナを起動するには
- ファイル→読み込み→画像をデバイスから…
を選択し、使用したいスキャナを選択して起動します。
カラーイラストをスキャンするのにオススメの複合機は?
仕事場にbrotherとCanonの複合機があるので両方試してみましたが、Canonの方が淡い色も読み込んでくれるので、元の絵に近い状態で取り込めますね。
brotherの複合機はFAX機能と電話の子機とオートドキュメントフィーダまで付いてて3万円程度で購入できるので、オトク感はあります。
A4のビジネス文書、配付資料などをスキャンしてPDF保存しておきたい時に重宝しています。
カラーチャートのグレースケールとは
カラーチャートに入っているグレースケールとは、グレーの階調を通常のドット印刷ではなく、シルクスクリーンなどの塗りつけや吹き付けで印刷されているチャートのことです。
私は以前からコダックのカラーチャートに同梱されているグレースケールを使用しています。
カラーチャートとしては安価な方です。
デジタルカメラ向けではないとされていますが、デジカメで使用しても何もないより断然安心感はあります。
一眼レフカメラで作品を撮影するときも、一緒に撮影して色温度合わせに使っています。
グレースケールのみで良ければ銀一のがクオリティ高そうだなと思います。購入しました。
A4サイズなので自分で小さく切り取って使います。名刺サイズに切って名刺入れにしまっておくと撮影の時に忘れません。
自室で撮影することが多ければ、撮影する壁に常時貼っておくと良いと思います。
スキャン後の色合わせの方法
カラーチャート(グレースケール)の使い方
スキャン直後はこんな風になります。
ここからPhotoshopの調整レイヤーからトーンカーブを選び
グレーのスポイトを選択
スキャン画像のグレー部分をクリック。
色温度が合わないようなら、グレー部分をあちこち何度かクリックして、元の絵と近い感じになるようにします。
白と黒のポイントも合わせたいなら同様に、白や黒のスポイトを選択してからグレースケールの白と黒を拾います。
これで色温度とレベル補正が概ね合うはずです。
手作業で微調整して完成です。
スキャンするときの解像度は?
スキャンするときの解像度は迷いますが、印刷クオリティなら300〜350dpiが一般的です。
カラー画像でもとりあえず600dpiでスキャンしておけば、後でダウンサンプリングして何にでも使えるので、トーンカーブレイヤーを残した状態のpsd形式で保存しておくと良いです。
必要に応じて解像度や色モードを変更して、PNG、jpg、EPSなどのファイル形式で書き出します。
例えばTwitterにイラスト上げるなら横幅1024pxのRGBモードのjpg形式に書き出したりします。
色塗りました。水色のスカートです。 pic.twitter.com/FWmYi4TRvK
— 阿豆らいち (@AzuLitchi) 2019年12月24日
Twitterに画像を上げるときは、縦構図のイラストなら2枚上げた方がサムネイルが観やすいらしいですね!
色調整完了後のイラスト
カードキーでドアを開けてくれる女の子のイラストです。
まとめ
カラーのアナログイラストをスキャンするときは600dpiでグレースケールと一緒に。
スキャン後はPhotoshopのトーンカーブで色合わせを。
それではまた・・・さよならいち!・∀・)ノ