今回はフリーランスのフリー…自由とは何か?について解説します。
自由に仕事をしてそうなフリーランス
もともとフリーランスという言葉は傭兵を槍一本単位で数えたことから生まれたと言われています。
現代におけるフリーランスは、企業などから案件毎に招集される技術者のことを指します。
好きな時間にすきな仕事をして生きていく…何か自由人のようなイメージがあります。
フリーランスとは、言葉で言うほど自由ではないのでな
第七話で自由落下中にガンダムを攻撃するシャアみたいな言い方ですが
フリーランスとは、口で言うほど自由ではないのです。
ひとたび仕事を受注したら、クライアントからの連絡は常に受付なければなりません。
何日も連絡が取れなくなるなどはもっての他(それでも稀にそういう人もいる)なのですが、時には本当に自由なフリーランスの方もいます。
「私には電話じゃなくて全てDMかチャットだけで連絡してください」
とか
「俺は午前中は寝てるんで、連絡は15時以降にしてください」
などと仰るフリーランスの方もいらっしゃるようです。
クライアントからしてみたら
「こっちも業務時間限られてるのにメンドクセーな」
という気持ちになるのは当然のことです。
「御社の業務時間なら連絡いつでもオッケーですよ!」
と言ってくれるフリーランスがいたらそっちに仕事頼もうと思うことでしょう。
納期は自由に変えられない
そして、受注した案件の納期は揺るがないことがほとんどです。
フリーランスが請ける時点で概ね孫請けなので上位クライアントからの横やりや、直接のクライアントでも上司や協力企業などの横やりで、納期間際に仕様変更を余儀なくされることもありますが、そんなことがあっても納期は確実に守らなくてはなりません。
(あまりに仕様変更がひどい場合は納期延長の交渉に入りますが…)
仕事を請けるかどうかの自由なら…
そんなわけで、フリーランスが自由になるのは仕事を受注するかどうかしかありません。
しかし「断れない仕事」というのもあります。
「らいちさんじゃないとできない仕事なんで」とか「私に免じて請けてくれない?」みたいなやつです。
そうなると仕事を受けるかどうかの自由もあやしくなってきます。
フリーランスの自由とは?
残されるのは、いわば「自分への値段をつける自由」つまり見積もりの自由ということになります。
仕事を断りたい時は「この値段つけたら先方から断って貰えるかな」という価格で見積書を出します。
大抵の場合は料金が折り合わず、先方から仕事を断って貰えます。
見積もりの自由があったとしても
しかし、稀に高額な見積でも「それでも是非やって欲しい」と発注が来ることもあります。
そうなると大変です。
元々仕事を断りたい理由は
- スケジュールが埋まってる
- 提示された納期が厳しい
- 苦手な担当者
- 苦手な事業所
のいずれかです。
1、2の場合はそもそもスケジュール厳しいのに高額ギャラのためなら寝る時間削ってでも仕上げたいところです。契約次第ですが、さらに外注を頼むこともあります。
3、4の場合は苦手なところと付き合う我慢代を貰うつもりで堪えます。
3なんて「担当者をチェンジしてくれたら見積額ももっと下がるのに…」と思うものの、そういう担当者にも仕事をさせないといけないのが法人組織だったりするので、もうお金で解決するしかないです。
フリーにはたらく
それでも納期さえ守れば自分の好きな時間に寝て、近所を散歩して、買い物して…くらいはできます。
相手の勤務時間には電話に出られて、外出していても30分以内に作業に戻れればだいたい大丈夫です。
昼寝だって布団敷いて寝ます。
締切間際だとしても敢えて寝ます。
誰かにスケジュール管理されなくても自己管理を厳しくできる人、会社員なら疎まれるくらいの真のセルフスターターな人はフリーランスで働くのに向いています。
昨今ではフリーランスギルド的な仕事を斡旋してくれるサービス、フリーランスの様々な補償を引き受けてくれるサービスなども充実してきました。
毎日布団敷いて昼寝したい人はフリーランス人生も考えてみてはいかがでしょうか。
それではまた…さよならいち・∀・)ノ
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