80年代の若者の流行音楽
ざっくり説明すると80年代はいわゆるアイドル黄金期で当時大多数の若者の流行文化はそっち寄りでしたが、一方で日本のロックバンドが活躍しはじめた時代でもありました。
私が当時聞いていた音楽と言えば
- 爆風スランプ
- THE BLUE HEARTS
- ECHOES
- RCサクセション
あたりがメイン、未だに制作活動に多大な影響を受けていると思います。
RCサクセションの席巻
昭和の終わり頃、1980年代のバブル期に「RCサクセション」(Vo. 忌野清志郎)というロックバンドが時代を席巻していました。
「雨上がりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」などのヒット曲もありましたが、アイドルのポップソングではないのでどちらかというと今で言うサブカル寄りだったと思います。
その後、1988年にRCサクセションのCOVERS騒動が起こります。
COVERS (RCサクセションのアルバム) - Wikipedia
特に原子力発電所を揶揄する歌詞の “イカれた替え歌” のいくつかが問題になり、原発関連企業の東芝EMIからアルバムが発売中止になりました。
(“イカれた替え歌” は「君はLOVE ME TENDERを聴いたか?」というRCサクセションのアンサーソングから引用)
結局キティレコードからアルバムが発売され、私も聴きました。
原子力発電所見学ツアーに行ったあの頃のらいち
「ラヴミーテンダー」「サマータイムブルース」あたりのストレートな反原発メッセージにワクワクした私は、その年に浜岡原発見学ツアーに申しこんで出かけて行きました。昭和の終わり頃の話です。
原発ツアーの最後に、ガイドさんが
「原子力発電所は99%安全です!どんな施設であっても100%安全とは言えないけど、99%安全です!」
と発言していたのが今でも記憶に残っています。
その「1%の確率」の原子力発電所の大事故が2011年3月15日に日本国内で発生したことは言うまでもありません。
ザ・タイマーズ(THE TIMERS)のデビュー
RCサクセションのCOVERS騒動の直後、その抗議を歌うために「忌野清志郎によく似ている人物"ZERRY"が率いる4人組の覆面バンド」が結成されデビューしました。
「よく似ている」といっても誰が見ても忌野清志郎本人というシャレがなかなかのロックでした。
社会風刺的な歌詞で攻めてましたが、こちらは東芝EMIからメジャーデビュー。
- アーティスト:THE TIMERS
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: CD
「デイドリームビリーバー」だけは何度もCMソングになってやたら有名ですが、その他の収録曲の風刺がぶっ飛んでてワクワクしました。
冒頭の「タイマーズのテーマ」からして
感じるのさTimers/そろそろ始まる/すてきな君と/トリップしたいな
ええ、Timerと大麻をかけたダジャレです。
タイマーズ「カプリオーレ」
そのタイマーズのアルバムが平成元年に発売されました。
そこに収録されていた「カプリオーレ」という曲が、私にとっての昭和の終わりと平成の幕開けの思い出です。
足の早いカプリオーレさすがのお前も今日は走れない
全てのハイウェイ閉ざされて
歌詞の中では「誰かが年老いて死んだ」から「国をあげてのお葬式」と言ってますが、明らかに昭和天皇の大喪の礼のことを指しています。
平成の幕開けは、昭和天皇の崩御という自粛ムード一色で始まり、2月24日の大喪の礼は都内から八王子付近までの高速道路が全て封鎖されて執り行われました。
どんなスポーツカーでもこの日は高速道路を走ることはできませんでした。
平成の幕開けは自粛ムードで始まった
当時の私の感覚では、この「大喪の礼」以降、自粛ムードは終わり、春の訪れとともにようやく新元号のお祝いムードが沸いてきてきたように記憶しています。
そして時代は令和へ
昭和天皇の崩御で始まった平成は終わり、今週から令和が始まりました。
平成の幕開け当時の自粛ムードとはうって変わって、令和の幕開けはまるで「年明け」のようなおめでたいムード一色となっていて、こういうのは良いなーと思います。
天皇が生前退位するだけでこれだけの経済効果が得られるとは、ちょっと予想外でした。
今回の改元では高速道路も走れます!
令和の幕開けに平成の幕開けの事を思い出したら、その象徴が「カプリオーレ」でした。
イラストメイキング
Twitterやツイキャス配信で時々イラストメイキングを流しています。
足の速いカプリオーレ pic.twitter.com/aVS673ZRB1
— 阿豆らいち (@AzuLitchi) 2019年5月1日
#イラストメイキング #タイムラプス pic.twitter.com/gbcYHFOXgE
— 阿豆らいち (@AzuLitchi) 2019年5月1日
塗りました。 pic.twitter.com/8cwc0f2sP7
— 阿豆らいち (@AzuLitchi) 2019年5月2日
それではまた・・・さよならいち!・∀・)ノ