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RODE Microphones Wireless GO II【レビュー&使い方】

ワイヤレピンマイクとしては業界で最も有名と言えるRODE Microphones Wireless GO II(ロードマイクロフォンズ ワイヤレスゴー2)の新品をお借りする機会があったので、レビューと使い方を紹介します。

1チャンネルのワイヤレスマイクとしての使用はもちろん、2つの音源を同時に録音できるデュアルチャンネル対応ワイヤレスマイクシステム。
2.4GHzデジタル通信により密集した電波環境下でも安定した伝送が可能です。

各送信機に直接録音をすることができるオンボードレコーディング機能搭載。


開封の儀

しっかり糊付けが施されていて開けにくい紙箱。

カッターで切り開きました。

内容物


  • 受信機
  • 送信機×2
  • USB-C to USB-Aケーブル「SC20」×3(長さ約50cm)
  • TRS-TRSケーブル「SC5」(長さ約10cm)
  • ウインドシールド×3
  • 専用ポーチ
  • 取扱説明書
  • 乾燥剤

説明書は多言語対応というか

言語無し、終始イラストだけで説明してるので、イラストの読解力が求められます。

使用準備

受信機と送信機全ての充電

充電はUSB-Cケーブルで、適当な充電器と接続して行います。
3つもあるのでこういう一気に充電できる感じのを使いました。


受信機はカラー液晶に充電状況が表示されます。


送信機は充電中は青色のLEDが点滅。完了すると点灯になります。

受信機と送信機全てのファームウェアアップデート

ファームウェアアップデートはPC用ソフトから、受信機と送信機全て行う必要があります。

まずはPCで、ここから「RØDE Central」をダウンロードしてインストールします。

rode.com


インストール後、「RØDE Central」を起動して送信機を付属のUSB-Cケーブルで接続するとアップデートが始まります。
付属ケーブル以外だと本体を認識しないことがあるので注意。


アップデート完了したらDone!


受信機の設定

アップデートのついでに、受信機の録音設定を行います。
歯車アイコンを押して設定画面へ。

内蔵メモリへの録音機能はデフォルトではオフになっているので、Alwaysに切り替えておきます。

これで受信機の電源を入れると同時に、受信機の内蔵メモリに録音バックアップを取り続けます。
可能録音時間は約7時間程度。

iPhoneやカメラへの接続が甘くて録音に失敗していたときも、受信機の内蔵メモリから録音データを吸い上げて使うことができます(オンボードレコーディング機能)。
いわゆるボイスレコーダーとして使えるわけですが、
電源がオンになった送信機がこっそり自分のカバンに入れられていたら、持ち主に返す前に内容を消去する必要があります


Padは「緩衝」の意、マイク感度を下げたい場合はONに。
LEDの明るさ設定と、Oボタンの動作設定が可能。


書き出し形式はWAVまたはmp3形式。

Backlight

液晶のバックライト設定。ONにしとかないと液晶見づらいです。

Gain Mode

右隣のGainの設定の段階数を決定します。
受信機本体の Gain Control/Mute ボタンでも調節可。

  • Coarse(3段階)
  • Fine(11段階)
Gain
  • Gain Mode が Coarse:High Mid Lowに設定可能
  • Gain Mode が Fine:0,-3,-6,-9,-12,-15,-18,-21,-24,-27,-30 dbに設定可能
Mode
  • Split…それぞれの受信機からの音声を左右チャンネルに振り分けて録音
  • Merged…音声を左右結合して左右チャンネルに同じ音声を録音

受信機本体の
Gain Control/Mute ボタンとPair /Channel セレクトボタンを同時に3秒長押しすることで切り替えも可。

Safety Channel

ModeをMergedにしたときだけ利用可能。
左右結合した音声のレベルが上がりすぎて音割れすることもあるので、-20dbの音声を片チャンネルに録音するモード。
音割れ保険。

Ø Button

受信機上部のØボタンの割り当てを設定。

  • Backlight…バックライトのオンオフに
  • Marker…録音データにマーカーを追加
本体のPair /Channel セレクトボタン

送信機を受信機に再接続する必要がある場合は、受信機のPair /Channel セレクトボタン(「∞」) を 3 秒間押し続けてペアリング モードを有効にし、送信機の電源ボタンを 1 回クリックして数秒待ちます。

送信機の設定

送信機も「RØDE Central」で設定しておきます。


iPhoneと接続して使う

受信機と送信機とも、電源ボタン3秒長押しで起動/終了。

説明書を見るとUSB-C to Lightningケーブルを使えば受信機とiPhoneを接続できると書いてありますが

Apple純正のケーブルでは本製品を認識しませんでした。

残念。


どうやらこちらのROAD製の専用ケーブル「SC15」じゃないとWireless GO IIを認識しないみたいです。


iPhone用アプリ「RØDE Central Mobile」をインストールしても、上記のケーブルが無いと本体を認識しないので設定できません。

RØDE Central Mobile

RØDE Central Mobile

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SC15無しでiPhoneと接続するならこんな感じです。

下記が必要。

TRS-TRRSパッチケーブル。R(リング)が2つの方をiPhone側に。

Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ

ピンマイクがあった方がポップノイズが抑えられるし服がたるまないので良いですね。

こちらのNicama製のでも使えました。充分良い声拾えます。


2.4GHzデジタル通信なので、10mくらい離れても音の途切れもなく、キレイな録音ができました。


後日、SC15を入手してiPhoneと受信機を接続したところ、ケーブル一本でスッキリと動作しました。


iPad Proと接続して使う

USB-CポートのあるiPad Proなら、Apple純正のUSB-Cケーブルで受信機を認識しました!

iPadの録音アプリで音声だけロスレスで別撮りして、編集の時に波形見ながら映像と同期させて被せる使い方もアリですね。


ただし、先述のアプリ「RØDE Central Mobile」はiPad Proでも認識しませんでした。

一眼カメラと接続して使う

一眼カメラと接続するなら、付属のTRSケーブルでカメラのマイク入力に受信機と接続するだけ。
送信機側の入力レベルを下げないと音割れすることもあるので注意。

受信機のクリップがホットシューと同じ幅なので、がっちり固定できます。

この場合も、送信機側にピンマイクがあった方がポップノイズ入りにくいです。

まとめ

映像が楽しいYouTube動画も音声録りが残念だと台無しになりかねません。
ガンマイクでも良いのですが、演者の動きによっては音声レベルが均一にならず、聞き苦しいものになってしまいます。

ワイヤレスマイクを駆使してクリアで均一な音声録音された動画を作成してみてはいかがでしょうか。

iPhoneで使うならとっととSC15 ケーブルを購入してしまうのがオススメ。



それではまた…さよならいち・∀・)ノ