グラフデータの作成方法
まずはグラフをアートボードに作成します。
「グラフツール」を選択
ツールバーから「グラフツール」を探してクリック。長押しすると、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどのオプションが表示されます。
アートボード上にグラフを作成
グラフの種類を選んだ後、アートボード上でドラッグしてサイズを指定するか、クリックして数値でサイズを入力します。
同じサイズのグラフを作ることはよくあるので、サイズをメモしておいて数値指定にしておいた方が良いです。
データの入力方法
グラフを作成すると「グラフデータウインドウ」が表示されます。
入力方法は下記のように色々ありますが、いずれの方法でも入力が済んだら右上のチェックボタンを押して入力内容を適用します。
直接入力
表示されるグラフデータウインドウに数値を直接入力します。
凡例の入力:
グラフに凡例を作成するには、左上のセルを空白にします。
見出しの入力:
西暦などの数値を見出し文字として表示したい場合は、"(ダブルコーテーション)で囲んで入力します。
2025 という数字をラベルとして使用する場合は、"2025" と入力します。
"2025"
こうして文字列としておかないと、数値として認識されてグラフに組み込まれてしまうことがあります。
改行の入力:
ラベル内で改行する場合は、半角の縦線(|)を使用します。
縦|読
コピー&ペースト
Excelなどで作成したデータをコピーして、ウインドウに貼り付けることができます。タブやカンマで区切ったデータも対応します。
グラフの読み込み
入力フィールドの隣にある「グラフの読み込み」ボタンを押すと、グラフを含むExcelファイルなどを読み込むことができます。
Excelファイルはだいたい文字化けするのであまりオススメしません。
作成したグラフのカスタマイズ
作成したグラフはグラフとしての数値などを保ったまま、色やフォントをカスタマイズできます。
「選択ツール(V)」を使用
選択ツールでグラフをクリックすると、後述のプロパティパネルにグラフの設定項目が表示されます。
「グループ選択ツール」を使用
面や線の色や太さを変えたい場合はグループ選択ツールで変えたい箇所をダブルクリックすると一括で選択できます。
プロパティパネルで設定変更
色やフォント、線の太さなどをここで調整します。
グラフ設定パネルの利用
グラフをクリックしてプロパティパネルの「グラフの種類」を開くと、グラフの種類だけでなく、目盛りの長さやラベルの配置など、詳細な設定ができます。
「1 番目の系列」のチェックは「各項目の幅」が 100%よりも大きい場合に項目の重なり具合を変更できます。このオプションは棒グラフの時に使います。
その他、色々設定がありますが、変えてみて「OK」を押せば反映されるしundoも効くので、どの設定を変えるとどうなるのか試してみるのが早かったりします。
数値の座標軸:
自動だと数値の座標軸の最大値と最小値が大きめに取られる傾向があるので、手動で設定し直したりします。
項目の座標軸:
これもどこをいじるとどう変わるのか試してみると早いです。
グラフの再配色パネルの利用
同じくプロパティパネルの「再配色」を開くと、配色したグラフを一気に違う配色へ変更することができます。
グラフの大きさ変更
グラフを拡大縮小したいときは、ツールバーから「拡大・縮小」ツールを選択して、グラフサイズを変更できます。
変形して縦横比を変えた場合、文字に長体かかりますが、それはフォントパネルの文字変形を幅と高さそれぞれ100%に設定すれば直ります。
各点のマークが潰れた場合はグループ選択して
変形→個別に変形
が効かないので、後述のグループ解除を施してから修正するしかありません。
デザインの追い込み
グラフ数値の再編集ができなくなりますが、デザインを追い込みたいときはグループ解除して細かな調整をすることもできます。
3Dアピアランス使ったりとか、最終的なデザイン調整の際に使用します。
グラフをグループ解除する際は、数値を再修正できる状態のものをアートボードの外などに複製しておくことをオススメします。
不可逆なのです。
グループ解除方法
グラフを選択し、右クリックして「グループ解除」を選ぶと、各要素が個別に編集可能になります。
参考:Adobe公式のグラフ使用説明サイト
まとめ
Illustratorでのグラフ作成機能は、使いやすいようで痒いところに手が届かない状態。今後のアップデートでもうちょっと使いやすくなることを期待しています。
楽しいIllustratorライフを。
それではまた…さよならいち!・∀・)ノ